梁瀬名誉会長が生前大切にしていた「感謝の心」。その真意をご存じですか?
戦後、急速に飛躍・繁栄・発展を遂げ、世界の一大工業国になった我が国が「感謝の心」を置き去りにしてしまったのではないかと危惧した故名誉会長は、戦後の灰燼の中から奇跡的な復興を成し遂げた先人に対する感謝の念を忘れ自己中心的な風潮を憂い、将来を担う若者に警鐘を鳴らします。
物を販売するのに、品質、製品、車種、名前などよりも、セールスする人の心が大事になるときが必ずくると思います。心の時代の中心にあるのが、感謝の気持ちです。人に対する感謝の気持ち、親に対する感謝、友に対する感謝、国に対する感謝です。私たち人間が、石炭の時代、石油の時代、そしてマイクロエレクトロニクスの時代を経て初めて、心が豊かな幸せのときを迎えられるのではないでしょうか。
(出典:梁瀬次郎著『心を創る七つの言葉』より)