本邦初の自動車金融会社がヤナセの子会社だったことをご存知ですか?
(株)ヤナセクレジットサービスの前身である日本自動車金融(株)が設立されたのは1962年12月、翌年11月から業務を開始しました。当時ヤナセは輸入自動車の外貨割当撤廃による自由化及び数量販売時代に備えるため、割賦制度とこれに要する充分な資金の導入が必要でした。以下は日本勧業銀行(現みずほ銀行)芝支店長等を経て、ヤナセの常務取締役に就任され、日本自動車金融(株)の立上げに尽力された乗杉恒専務(当時)による思い出話です。
輸入商品を取り扱うヤナセとしては、L/Cやそれに伴なう外貨ユーザンスというような輸入金融の制度の活用ができたのですが、長期の割賦資金販売に必要な資金は制度化されていませんでした。従って、当社は、割賦資金の導入を開始した草分けであり、これが当社の誇りの一つとなっています。
(出典:社内報『和苑』1977年10月号より)