ヤナセがアスベスト対策事業のパイオニアだったことをご存じですか。
ヤナセがアスベスト処理技術「ヤナセAAシステム」を開発したのは1988年、我が国でも、アスベストによる健康被害が問題視され始めた頃です。アスベスト除去に伴う健康被害を防止する技術の普及に努めましたが、時代を先取りしすぎていたこともあり、労働者の健康被害防止を目的とする石綿障害予防規則が施行されたのは、ヤナセが建設事業から撤退した翌年の2005年でした。
当社は米国の大手アスベスト処理事業専門会社クリティカルインダストリー社と、アスベスト処理事業に関する業務・技術提携ならびに同処理用機材販売に関する総代理店契約を締結し、販売を開始しました。昨年当社が独自に開発した「ヤナセAAシステム」の充実と積極的な普及活動を図るなど、積極的なアスベスト対策事業に取り組んでいきます。
(出典:社内報『和苑』1989年3月号より)