ヤナセの社歌は「日比谷の杜の青空高く・・・」で始まりますが理由をご存知ですか?
三井物産機械部に勤務していた梁瀬長太郎は大正4年に独立、同社から輸入自動車と輸入鉱油類の一手販売権を譲り受けるとともに、日比谷公園前の270坪の店舗及び工場を拝借し、梁瀬商会として営業を開始しました。跡地は後に三井住友銀行の本店になり、現在、三井不動産により文化交流の発信拠点として2017年の完成に向けて再開発が進んでいます。
大正4年頃は、今の日比谷公園の前の三井の三信ビルと愛国生命との間に、三井の建物があって、これが相当に大きな建物であったので、ここを私の販売店兼工場として自動車の商いをやっておった。間口20間ばかりあって、中央部に自動車を飾り立てて入れてあった。
(出典:『日本自動車史と梁瀬長太郎』より)