新渡戸稲造と梁瀬商会のビュイック(1918年)

ビュイックに乗り込む新渡戸稲造/新渡戸稲造邸前のビュイック

名著『武士道』や5千円札の肖像画で有名な新渡戸稲造がヤナセのお客さまだったことををご存知ですか?

右の2枚の写真は新渡戸稲造のご令孫で翻訳家の加藤武子さんからご提供いただいたものです。加藤さんには以前「YANASE LIFE」にエッセイを執筆して頂いたことがありましたが、後に新渡戸氏肉筆のメモを発見し、昔自宅にあったクルマがヤナセから購入したものであることを知り奇縁に驚かれたそうです。メモには以下の記載がありました。

1918年(大正7年)3月1日(金曜) 東京晴
野村が私と妻を梁瀬に案内した。ビュイックを買う。梁瀬では大沢喜市氏が私たちと車の購入の折衝をした。新しい車でさっそく大使館とレイチェル・リードを訪問した。

(出典:社内報『和苑』1997年2月号より)
※原文は英語。翻訳は加藤武子さん。