ヤナセと植物工場のパイオニア(1972年~2003年)

ヤナセと植物工場のパイオニア(1972年~2003年)

ヤナセが植物工場のパイオニアだったことをご存知ですか?

1974年、ヤナセはオランダのフォスカンプ社とグリーンハウスの販売契約を締結。同ハウスは、室内環境の自動制御設備を完備したガラス温室でした。その後、ヤナセはハウスの国産化に成功、国内だけでなく東南アジア諸国にも建設し1986年頃には総面積が約60ヘクタール(18万坪)を越えたそうです。日本で植物工場の研究が始まったのは1974年の日立製作所からと言われています。以下は1976年に全農指定商品になった際の松井満夫システム農業部長の談話です。

ちょうど2年前の今頃、全農本部に説明にいった時には、オランダ型の温室が日本の雪に耐えられるはずがないと、けんもほろろに追い返されたことを思うと、よくこの短期間にヤナセ・フォスカンプ・グリーンハウスの知名度を高めてくれたものと、セールスの皆さんに敬意を表しています。

(出典:社内報『和苑』1976年10月号より)