ファッショナブル・ビートルをご存じですか?
同車はかぶと虫輸入25周年の記念限定車として1977年に6種類のデザインで各30台販売されました。デザインしたのは山本寛斎(デザイナー)、立木義浩(写真家)、清家清(建築家)、黒田征太郎(イラストレーター)、小島功(漫画家)、安達瞳子(華道家)という6名の時代の先端をゆく芸術家たち。夢と幸福を運ぶ車として話題になりました。
ファッショナブル・ビートルは、物質文明に対する反逆です。かぶと虫は、過去25年間日本の人達に親しまれてきました。「一日に4台のかぶと虫を街で見かけるとその日1日ハッピーに過ごせる。」という遊びが若い人達の間で静かなブームになっている程です。そのかぶと虫に、より豊かな夢を乗せたのが、ファッショナブル・ビートルです。
(出典:社内報『和苑』1977年7月号より)