ドイツで国民車の代名詞と言われたフォルクスワーゲンは、通称「ビートル」と呼ばれたタイプ1や「ワーゲンバス」と呼ばれたタイプ2、ゴルフなどの名車を生み、多くの人に支持されました。
日本におけるフォルクス ワーゲンの歴史は、1952年にフォルクスワーゲン社ハインリッヒ・ノルトホフ社長が4台のフォルクスワーゲンとともに来日したことから始まります。フォルクスワーゲンの名声はすでに日本でも知られており、4台は当時の梁瀬自動車芝浦工場(現在の株式会社ヤナセ本社)にも運ばれ、つぶさに観察されました。そして、紆余曲折を経て販売契約を締結。1953年からフォルクスワーゲンの販売を開始し、この年はタイプ1が105台、タイプ2が3台の合計108台のフォルクスワーゲンが輸入されました。
その後も国内販売でゴルフをヒットさせ、日本における輸入車ブームの火付け役となりました。
1937年(昭和12年)初代タイプ1(通称ビートル)誕生
1950年(昭和25年)通称「ワーゲンバス」と呼ばれるタイプ2発表
1953年(昭和28年)ヤナセが108台のフォルクスワーゲンを輸入・販売を開始
1954年(昭和29年)フォルクスワーゲンの輸入販売権をヤナセが獲得
日本への本格的なフォルクスワーゲン輸入がはじまる
1992年(平成 4年)輸入販売をフォルクスワーゲン日本へ移管
2005年(平成17年)YANASE Vhicle Worldが販売再開
2013年(平成25年)日本でのフォルクスワーゲン販売開始60周年