



もしかしたらたくさんの方が「ヤナセは敷居が高い」「高飛車な雰囲気がある」というようなイメージをお持ちかもしれません。メルセデス・ベンツという、世界でもトップクラスのプレミアムカーを取り扱っていますので“高級感”を感じていただけるのは大変喜ばしいことですが、それ故に“入りにくい”お店にはしたくはないという思いがあります。
何年か前に大雪に見舞われた際、当店の周りも大変なことになったことがありました。そこで、スタッフ全員で雪かきをしよう、ということになったのです。セールススタッフもサービスアドバイザーもメカニックも、職種を超えてスタッフ一丸となり、せっせと雪かきをしておりました。駐車場などお店の敷地内が終わると、自然と皆が外へと繰り出していました。周りの歩道や交差点の中などを雪かきしていると、近隣にお住まいの方から「ありがとう」というお言葉をいただきました。何かを得たかったわけではなく、本当に自然とスタッフの想いが一つになっていたのです。扱っているものは非常に高価なものですが、ヤナセのスタッフは皆熱心です。雪かきのときのように、普段から地域の事を考えて活動することで、ヤナセに対してもっと身近に感じていただければと思っています。
以前の職場で「いつかはメルセデス・ベンツのような高級車に携わりたい」と常々思っていました。今、実際に携わってみて強く感じているのは、スタッフもお客さまも“本当にクルマが好き”という共通点です。ぜひ一度お店に足を運んでいただいて、そのことを感じていただければ嬉しいなと思います。
私はメカニックですので、ほとんどの時間サービス工場におりますが、ご自身のクルマが実際に整備されているところを見に来られる方もいらっしゃいます。中には直接お話しさせていただくこともあり、そのようなときにはメカニックとしてだけではなく、ヤナセスタッフとしてお客さまが求めていることに最大限お応えするように努めています。それも常日頃からセールススタッフ、サービスアドバイザー、メカニックと役割を超えてチームとして仕事をしているからだと思います。
それから、当店のメカニックの中では私が一番若いのですが、皆年齢がバラバラで、それぞれ知っていることや得意なことが違います。わからないことや一人でできないことも補い合い、助け合っていくことを日常的に行っているので、自然と強いチームワークができ、それがお店全体の雰囲気につながっているのだと思います。
常に考えているのは「ヤナセは人です」ということ。お客さまとのつながりはもちろん、スタッフは同じ方向に向いていなければ最高のサービスをご提供できないと思っておりますので、ヤナセではスタッフ間のチームワークを何よりも大切にしています。
車というものは売って終わりではなくスタートであり、そこからお客さまと「クルマ」との長いお付合いが始まります。「この仕事は一人では決して成し得ない」ということをヤナセのスタッフは徹底的に理解しており、一人のお客さまを“チームヤナセ全員で共有”するようにしています。ご来店いただいたお客さまのお出迎え、ショウルームでのご対応、整備や洗車など、それぞれ担当のスタッフが対応させていただきますが、全員の想いはひとつ、お客さまに最高のサービスをご提供することです。
ヤナセのネットワークは全国各地に広がっており、それぞれに特色があります。当店では幅広い年代のスタッフが揃っており、色々な意見を取り入れながらお客さまに対してより良いサービスがご提供できるように全員で取り組んでいます。クルマというとどうしても男性的なイメージが強くなってしまいますが、女性のお客さまにもぜひお越しいただけるようイベントを考えたり、地域の方に気軽に足を運んでいただけるようなお店づくりに取り組んでいます。少しでも多くの方にヤナセを知っていただき、つながっていけるようになることが、私たちの想いです。