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日本の食文化の基本と絶品グルメが揃う四日市から伊勢をめぐる「美食の旅」

2022/04/15

名古屋や四日市など、東海地方の主要都市から日帰りで楽しめる伊勢地域は、BMWのグランドツーリングカーを駆るにはピッタリの距離だ。故くから神々が集うこの地域には、山海がもたらす多様な食材に恵まれ、自然の美しさに美味をかけて、「美(うま)し国」とも表現される。今回は「BMW 420i グラン クーペ」とともに、四日市から伊勢に向かい、伝統の食文化を巡る1日ドライブに出掛けた。

文 前田陽一郎・渡瀬基樹
写真 タナカヒデヒロ

伊勢は高級食材だけじゃない
伝統的な食文化が根付いた地域

今回の旅は、三重県四日市市にあるYanase BMW 四日市支店がスタート。ここから伊勢市や松阪市などの、中勢・南勢エリアへと向かう。目的は山海の美味。多様な歴史遺産が集積する伊勢地方は、伊勢海老や松阪牛といった豪華食材の宝庫であるだけでなく、伝統製法に裏付けされた食材や食文化が集う場所だ。

最初の目的地である伊勢市までは、東名阪道と伊勢道を経由して、1時間強。道中がスムースであれば、実は名古屋市内からも1時間30分程度、京都市内からでも2時間弱で到着する。東海地方や近畿地方の人には、とても身近なドライビングエリアなのだ。

伊勢西ICを降りると、もう目的地はすぐそこ。荘厳な雰囲気の先に、皇大神宮(伊勢神宮内宮)の鳥居が見えてくる。

BMW M440i xDrive グラン クーペ
旅のパートナーは「BMW 420i グラン クーペ」。1998ccの直4ツインパワー・ターボエンジンを搭載し、実用性の高い4ドア+リアゲートスタイルを持つ。家族でのおでかけなど日常の使い勝手にも優れている。

Yanase BMW 四日市支店
Yanase BMW 四日市支店は、BMWの正規ディーラー。洗練されたBMWの各モデルと、ヤナセの信頼感と安心感を求めて、北勢エリアのみならず三重県全域、あるいは他県からも来店客が集まる。

BMW M440i xDrive グラン クーペ
五十鈴川
おはらい町に沿って流れる五十鈴川は御裳濯川(みもすそがわ)とも呼ばれる清流で、河畔を散策できる。春は桜、秋は紅葉が美しい。

伊勢神宮に参拝したら「おはらい町で絶品豆腐&あなご料理をいただく」

内宮への参拝をすませたら、鳥居前町である「おはらい町」と「おかげ横丁」へ。宇治橋から五十鈴川に沿って、猿田彦神社の近くまで続く伊勢街道は、約800mに渡って石畳が敷き詰められており、左右には妻入り町屋の商家がずらりと並ぶ。

おはらい町は時間帯によっては車の通行も可能だが、ここはいったん駐車場に止めて、徒歩で散策。伊勢うどんや手こね寿司などの郷土料理や、和菓子やプリンなどのスイーツを提供する飲食店、真珠や和装具、伊勢茶などお土産を販売するショップが軒を連ねている。銀行や郵便局も和風建築で統一されており、囲碁を打つ碁会所があるのも面白い。

おはらい町の中間点付近に広がる、50あまりの店が密集するエリアがおかげ横丁だ。地酒の酒造場など、多彩な店舗が軒を連ねている。オープン時間は9:30~17:00(季節によって異なる)。毎月1日(1月を除く)は「朔日朝市」(ついたちあさいち)が開催され、朝市や朝粥などの特別なメニューを楽しむことができる(現在はコロナ禍により、朝市は休止中。朝粥は営業している)。

絶品豆腐&あなご料理

おかげ横丁と赤福本店の間を抜け、神宮道場の脇の小路を右手に入っていく。つきあたりにある「とうふや」は、自家製の絶品豆腐とあなご料理を味わえる名店。五十鈴川の河畔に建ち、大きな銀杏の木が目印だ。

昔ながらの日本建築の中に入っていくと、五十鈴川の上を流れる風が入ってくる。座敷からは、川面の光景を眺めながら食事ができるほか、奥には離れの個室も用意されているようだ。

今回はブランチとして「とうふや膳(穴子叩き寿し)」(2400円)をいただいた。自家製の寄せ豆腐は甘みのあるなめらかな舌触りで、はじめはそのまま、次は塩で、さらにタレと薬味、3つの異なる味わいが楽しめる。塩でいただく機会はあまりなかったため、豆腐の甘みがより鮮明になる嬉しい驚きを体験できた。

国産のあなごは、天ぷらと押し寿司で味わえる。サクサクの衣がたまらないあなご天は、実にボリューミー。押し寿司はふわふわとした食感で、甘いタレのついた穴子と酢飯の甘さが絶妙にマッチしている。

お腹が満たされたら、再びBMW 4シリーズ グラン クーペに乗って、伊勢道へ。西へ20分ほど走った多気町へと向かった。

とうふや
日本建築の店舗と五十鈴川の四季折々の風景は、落ち着いて食事をするのにピッタリのシチュエーション。賑やかな横丁から外れ、静謐な空気を体感できる。

とうふや

とうふや
三重県伊勢市宇治浦田1-4-1
0596-28-1028
https://okageyokocho.com/main/tenpo/tofuya/

BMW M440i xDrive グラン クーペ
VISON

VISON
三重県多気郡多気町ヴィソン672番1
https://vison.jp


地域創生の「食」リゾートで出汁や調味料の基本を学ぶ

伊勢道多気PAを越えると、「多気ヴィソン」というスマートICが現れる。高速道路を下りるとすぐに、森の中に独創的な建物が並ぶ商業施設が現れた。四日市・名古屋方面、尾鷲・熊野方面からはスマートICを利用できないが、勢和多気ICから1分ほどと、車によるアクセスは実に良好だ。

2021年7月にグランドオープンした「VISON[ヴィソン]」は、「癒・食・知」を備えた商業リゾート施設。産直市場の「マルシェ ヴィソン」、パティスリーカフェやベーカリーショップなどが並ぶ「スウィーツ ヴィレッジ」、調理道具の文化を発信する「アトリエ ヴィソン」など、9つのエリアで構成されている。

まず訪れたのは、日本の伝統食材の工房・専門店とシェフズレストランが揃う「和ヴィソン」だ。昆布や鰹節などの出汁、醤油・味噌・みりん・酢などの調味料、さらに海苔や茶、漬物といった日本の伝統食材や食文化の基本といえる素材が手に入るだけでなく、製造の様子を見学したり、体験したりすることができる。

美醂 VIRIN de ISE

美醂

「美醂 VIRIN de ISE」は愛知・三河みりんの蔵元で、店内で実際にみりんを造っている様子を見学できる。試飲も可能(アルコールを飛ばしたみりんの試飲もあり)で、味わってみるとその甘みが実に濃密。砂糖やハチミツとは違った、深くて柔らかい甘みだ。VISON限定販売の「美醂(びりん)」(300ml:704円、500ml:1056円)は、料理のほか、ソーダで割って飲むのもおすすめだ。
https://vison.jp/shop/detail.php?id=17

MIKURA Vinegary

特製のソフトクリーム

「MIKURA Vinegary」は、酢を木桶で作る酢蔵。店舗に工場を併設していて、玄米黒酢や酒粕赤酢・白酢のほか、果実酢なども製造・販売しており、もちろん試飲も可能だ。各種お酢のほか、お酢を使ったテイクアウトドリンク、スイーツ、サラダなども販売している。おすすめは特製のソフトクリーム(400円)で、さまざまな種類のお酢をかけて「味変」ができる。
https://vison.jp/shop/detail.php?id=19

奥井海生堂
奥井海生堂

昆布専門店の「奥井海生堂」は、本社同様に調温、調湿機能のある蔵囲昆布専用蔵を店内に設置し、熟成保管している。最高級の利尻昆布のほか、羅臼昆布や日高昆布など多様な産地の昆布を扱っており、昆布の種類や、どの料理にどの昆布が合うかといった特長も学べる。贈答用の越前和紙箱詰合せのほか、昆布を使用した佃煮昆布、おやつ昆布など多様な商品を販売している。
https://vison.jp/shop/detail.php?id=16

BMW M440i xDrive グラン クーペ

今回は日帰り旅だが、VISONにはホテルも2軒用意されている。「HOTEL VISON」の「ヴィラ」は別荘のような戸建ての離れで、露天風呂や広縁など大自然を満喫できる設計だ。「ホテル棟」は、露天風呂付きのスイートルームや、愛犬と一緒に泊まれるドッグテラスツインルームなど、多様な客室が用意されている。「旅籠ヴィソン」は各棟異なるデザインの4棟からなり、1棟に1室のコンセプトルームと、ツインルームが設定されている。

隣接した敷地には、温浴施設の「本草湯」(営業時間6:00~24:00)がある。三重大学とロート製薬が連携して開発した「本草七十二候」の薬草湯で、いずれの宿泊者も無料で利用できる。

時間にゆとりがあれば一泊し、マルシェ ヴィソンのバーベキューや、ホテルのメインダイニングのスペイン料理に舌鼓を打ち、夜は露天風呂やバーで充実したホテルのナイトライフを楽しむ。そんな体験をするのもよさそうだ。

HOTEL VISON ヴィラ
HOTEL VISON ヴィラ
「ヴィラ」は全6棟。プライベートガーデンや露天風呂が用意された和の空間で、棟ごとに書家やイラストレーターなど、6人のアーティストの作品が配されている。

ホテル棟
ホテル棟
全155室の客室を備える「ホテル棟」。レストランやバー、スパにアウトドアショップなど、プレミアムホテルならではの設備を備えている。

松阪牛
ビーフクラブノエル
ビーフクラブノエル
店舗は2021年にリニューアル。店内は木の風合いを基調とした、落ち着いたデザインだ。

ビーフクラブノエル
三重県松阪市京町25
0598-26-6410
http://29noel.com

伊勢といえばやっぱり松阪牛は外せない
精肉店経営のレストランでステーキに舌鼓

旅の最後は、豪華なディナーで締めくくりたい。日本を代表するブランド牛「松阪牛」を味わうなら、やはり地元のお店だ。すき焼きやしゃぶしゃぶ、焼肉など楽しみ方はさまざまだが、ここは王道のステーキを味わおう。

多気町から北へ約30分。「ビーフクラブノエル」は松阪駅から徒歩5分ほどの市街地にある、精肉店直営のビーフレストランだ。ステーキの種類はロース、ヒレ、イチボ、ランプ、ラムシンなど多彩だ。ランチタイムに人気なのが、どの部位が提供されるかおまかせの「松坂牛気まぐれステーキランチ」(4500円)。ディナーはステーキのグラム数が選べる「松阪牛ステーキ」(4500円~)のセットが定番だ。

提供されるステーキは、上質で甘みのある脂が特長。スープももちろん、手作りされている。これを精肉店ならではのリーズナブルな価格で味わえるのがうれしい。

松阪からの帰路は約1時間。ブランチとディナーを楽しんでも、四日市を起点に9時間ほどで伊勢を満喫できる。名古屋ならプラス1時間、近畿なら2~3時間で十分に日帰り可能だ。このスピード感は、公共交通機関では手に入れられない。スムースで快適なBMWでの移動だからこそ、味わえるものだ。

気軽に行ける距離なのに、伊勢の名所は想像以上に濃密で、刺激に溢れていることに驚かされる。味わったグルメも、決して日常とかけ離れた異文化の料理ではない。あくまで普段の食卓の延長線上にあるメニューだが、厳選された素材と、趣向を凝らした製法で作られれば、その趣は一変する。充実感と満足感でいっぱいのドライブ旅だった。

BMW M440i xDrive グラン クーペ
BMW M440i xDrive グラン クーペ