仕事の前後に訪れる車ならではのプライベート空間
高杉真宙 meets YANASE Vol.1
日々の通勤や通学で車を使う人、週末のレジャーや、連休の遠出をメインに車を使う人。ライフスタイルによって関わり方に違いはあれど、生活に彩りや喜びを与えてくれる存在として“車”を捉えている人は少なくありません。今回この企画に出演してくれた高杉真宙さんもその1人。撮影現場へ向かう車中は、仕事へ向き合う心を整える大事な時間だと言います。
- 2024年08月01日
- Photos:Masaki Miyashita <hannah>
- Hair&Makeup:Sayaka Tsutsumi
- Styling:Daisuke Araki
- Direction&Text:Dai Iwaya
スイッチの切り替えに移動時間がすごく大切
現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』をはじめとするTVドラマ、舞台、そして映画と出演作の公開が続く高杉真宙さん。今秋には清水尋也さんとのW主演映画『オアシス』の公開も発表されている。作品の舞台設定や演じる役柄が目まぐるしく変わる日々の生活の中で、車はどんな役割を果たしているのだろう。まずはそのことが気になって高杉さんにとっての“車”について尋ねてみると、「実は運転が得意ではなくて…」と第一声が返ってきた。
「日常的に運転をするわけではないんです。だけど朝起きて現場に向かうとき、撮影や収録を終えて自宅へ帰るときは車で移動することが多いので、気を張る現場の前後にプライベート空間があることで助けられることは多いです」
重要な場面の撮影を控えた朝、緊迫した状況を乗り越えた1日の終わりに、車中ではどんなふうに過ごしているのだろう。
「仕事のスイッチが入るのにすごく時間がかかるタイプなので、現場に向かう移動の時間は大事にしていて。台本を読みながら行くときもありますし、急ピッチで気持ちを盛り上げないといけないときは、メタルを聞いてテンションを上げています(笑)。帰りはその日の全力を出し切って空っぽになっているので、マンガを読みながらリラックスしていることが多いです」
新しい技術やデザインに触れるワクワクを感じる
普段の生活でも休みがあれば「ほとんど家にいます」というインドア派。旅行よりもゲームが好きだし、海に行くよりは自宅でマンガを読んでいたい。そんな彼の目に、Mercedes-Benz EQS 450 +はどう映ったのだろう。
「スタジオに入った瞬間、車が目に入ってその存在感に驚きました。単純にカッコいい。あ、車ってフォルムやデザインだけで魅力的なものなんだ、ということを再確認できました。僕の弟はすごく車が好きで、小さい頃から街を歩いていて“あれはなんていう車だ”ということをよく言っていたので、たしかにこういう車を目の当たりにしたら憧れを持つよな、と」
運転席に座ると目の前に広がるのは先進的なデジタルデバイス。高杉さんも、最新のデジタル機器は好きだという。
「ガジェットとか結構好きですね。常に新しいものが出たらチェックする、というほどではないのですが、新しい技術、新しいデザインに触れるとテンションが上がります。今日も直線的に伸びる車のヘッドライトや、ロゴが全面に配されたフロントのデザインを見て、こんなに進化しているのかとワクワクしました」
“ベンツ”といえばカッコいい車の代名詞
『シティハンター』『ルパン三世』『Dr.スランプ』。高杉さんが親しんできたマンガのなかでも、車が印象的に登場してきた。「なぜかマンガの中の車って小さいサイズで爆走しているイメージですね」と語る彼に、メルセデス・ベンツの印象を尋ねてみた。
「いい車といえばベンツ、というのが車に対して抱いた最初の記憶のような気がします。ブランド名の響きや、スリーポインテッドスターのエンブレムが子供だった自分にも覚えやすくて。メルセデス・ベンツといえば高級車の代表格だし、カッコいい車の代名詞。なので今日は恐れ多いな…と思いつつ、でもこの圧倒的な存在感に負けないように撮影に臨みました」
高杉真宙
1996年7月4日生まれ、福岡県出身。小学6年時にスカウトされ芸能界入り。09年の役者デビュー後、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』や、CX「わたしのお嫁くん」、映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」などジャンルを問わず多くの話題作に抜擢。8月7日には全編フィルムカメラで撮影したフォトブック『I/my』(ワニブックス)が発売される。