車は自分の部屋のように使える空間
高杉真宙 meets YANASE Vol.2
8月7日にフォトブック『I/my』が発売され、今秋にはW主演映画が公開、出演中の大河ドラマ『光る君へ』での好演も評判を呼んでいる高杉真宙さん。「ゲームをしているときや、マンガを読んでいるとき」がリラックスできる時間だという高杉さんの“プライベート”を探ります。
- 2024年08月30日
- Photos:Masaki Miyashita <hannah>
- Video:Yusuke Kaji
- Hair&Makeup:Sayaka Tsutsumi
- Styling:Daisuke Araki
- Direction&Text:Dai Iwaya
自分のための空間と考えても
これ以上求めるものはない
1,500冊以上のマンガの蔵書があるという高杉真宙さんに、「最近のお気に入りから一冊を持参してほしい」とリクエスト。この日持ってきてくれたのは『一ノ瀬家の大罪』。
「なにも考えずに頭を空っぽにしたいときはゲーム、時間があって作品と向き合うことができそうなときはマンガや小説を読むことが多いです。移動中にもマンガは読むのですが、時間に制約があるので読んだことのある作品を読み返すことが多くて、新しい作品は余裕のあるときにじっくり楽しむようにしています」
デジタルの良さ、アナログの良さ
両方を体験し表現していきたい
今回の撮影車両のMercedes-Benz EQS 450 +には自然対話式音声認識機能を備えたインフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」が搭載され、「Hi, Mercedes」と話しかけることで運転者や乗車している人の要望を理解し応えてくれる。
「今の車にはこれ以上求めることがないですよね。車を『自分のための空間』として考えたときに、あとはなにを求めればいいんだろう…。撮影現場で、ちょっとした空き時間にご自分の車に戻って過ごされる方もいらっしゃって、こうやって自分の部屋みたいに使えるからみなさん車に戻っているんだ、と納得しました」
最新のテクノロジーにも好奇心を示す高杉さんだが、8月7日に発売した写真集は全編フィルムカメラでの撮影を自ら望んで取り入れたという。
「デジタルには便利さという魅力や、最新の技術に対するワクワクがありますよね。一方でアナログなものには、大変だからこその良さがある。撮影した写真をモニターで見ることができないという不便さがあるから、現像してみてはじめて“こんなふうに撮れていたんだ”という驚きが生まれる。1カットを撮るための準備もより入念になるなど、どちらの良さもあるので、それぞれの良さを体験したいし、表現したいと思っています」
秋には清水尋也さんとのW主演映画『オアシス』の公開も控えている。
「この作品を撮ってみて、改めて映画のお仕事はこれからも続けていきたいと感じました。小さな規模で作った作品なのですが、ワンシーン、ワンカットに時間をかけてみんなで向き合い、キャストもスタッフのみなさんも一丸となって台本にぶつかっていくような現場でした。そういう場所に身を置けるというのは、役者として幸せですよね」
都会を抜け出して、
自然のある静かな場所へ
インタビューの最後に、「運転は苦手」という高杉さんに、Mercedes-Benz EQS 450 +に乗ってどこへでも行けるとしたら、どこへ向かいますか、と尋ねてみた。
「昔は友達とスキーへ向かう車を運転したりもしたんですけど…。最近は旅行をする機会も減ったし、海!というキャラでもないですし。静かな場所が好きなので、自然がある場所がいいですね…。かといって自分の運転だと思うと山道は緊張するので、そこまで奥には行かずに…(笑)。ふらっと出かけるのにちょうどいい、そんな場所があれば行ってみたいです」
高杉真宙
1996年7月4日生まれ、福岡県出身。小学6年時にスカウトされ芸能界入り。09年の役者デビュー後、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』や、映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」などジャンルを問わず多くの話題作に抜擢。秋にはW主演映画『オアシス』の公開が予定されている。