自分の世界に没頭できる車内は
自分に深く向き合える場所

山田杏奈 meets YANASE Vol.1

10代でデビューし、数多くの作品で主演やヒロインを務めている俳優の山田杏奈さん。「大きい車への憧れがある」と話し、撮影中はBMW X7のインテリアや運転席、後部座席の座り心地を自らチェックしていました。今回は、BMW X7の第一印象から、実際に乗車して感じた推しポイントまで、24歳の今抱く、ラグジュアリーカーのイメージをインタビュー。理想のカーライフについても聞きました。

  • 2025年09月05日
  • Photos:Masaki Miyashita <hannah>
  • Video:Yusuke Kaji
  • Hair & Makeup:Fumi Suganaga
  • Styling:Natsumi Sato
  • Text:Yuka Sakamoto
  • Direction:Dai Iwaya
  • ヤナセ 公式Instagram
  • YANASE Official YouTube
Anna Yamada meets YANASE

圧倒的な安心感と、
力強さを感じる佇まい

“運転する楽しさ”を追求したBMW X7。いま市場を席巻するSUVの中でも最大級のサイズを誇る、ダイナミックなモデル。撮影前、担当者からの説明に耳を傾け、エレガントかつ堂々としたエクステリアや、快適性を極めた最新機能に、驚きの表情を浮かべていた山田杏奈さん。

「大きい車への憧れを持っていたので、第一印象はカッコいいな、と感じました。最近はハンドルを握っていないので、自分が運転するとなると正直自信はないのですが、力強さを感じる大きなボディは安心感も安定感もある。運転席に女性が座っていたら、凛として見えて素敵だな、と思いました」

今回撮影したのは、艶やかなブラックのカラーリングがラグジュアリーな一台。漆黒のボディには、どんなイメージを抱いたのだろう。

「黒は私服で着ることも多く、私にとってはベーシックで飽きのこない色。自分のライフスタイルに馴染むと思えるので、いつか自分で車を手に入れるなら黒を選ぶと思います。運転席と助手席にマッサージ機能がついているのにも驚きました。フロントのディスプレイも大きくて操作しやすく、ボタンやレバーにクリスタルを採用した細やかでスタイリッシュな内装も推しポイントです」

さらに山田さんが感動したのは、後部座席のヘッドレスト。

「ふかふかで心地よく、長時間の移動もストレスフリーで過ごせそう。今は運転する機会が少なく後部座席に座ることが多いので、心惹かれる装備でした。仕事で移動距離が長い日は、イヤホンを忘れずに持ちます。現場で衣装に着替えるので楽な服装で食べ物と飲み物を気持ち多めに携えて、映画やドラマを観たり、ラジオを聞いて過ごします。好きなのは、安住紳一郎さんの『日曜天国』。最近のアーカイブはすべて聞いています」

カーライフが充実している人は
余裕のある大人のイメージ

車で過ごす時間を、自分の“好き”に没頭するリラックスタイムとして活用している山田さん。誰にも邪魔されない密室空間で表現のインスピレーションが沸くことがあるのか、尋ねてみた。

「車の中は、自分の身の回りのものしか目に入らず気が散らないので、台本に向き合ったり、そのときの悩みや考え事に想いを馳せたり。自分に深く向き合える貴重な時間になっています。役づくりやセリフの言い回しなど、表現についても集中して考えられるので、ひらめきが生まれることもあります」

俳優仲間や先輩には、マイカーで現場入りする人も少なくない。そんな周囲のカーライフを目の当たりにして、真似したい部分は?

「マイカーで現場入りする方には、とことんこだわった一台を選び抜いた車好きが多いイメージがあります。車に関する話題で盛り上がっている様子を耳にすることもあって、車がきっかけで会話が生まれたり新たなコミュニティができるのは素敵ですよね。移動という毎日繰り返す行動にまで趣味趣向を反映させて人生を楽しんでいるように見えるので、カーライフを充実させている人は“余裕のある大人”という印象です」

遠方や山間部での撮影も日常茶飯事。これからの季節は、移動しながら眺める紅葉も楽しみだそう。

「作品によっては山の中で撮影をすることもあり、その移動中に木々の色づきを目にして、季節の移ろいを感じるのも楽しみです。トンネルを抜けたら雪景色、なんていう瞬間に出会うこともあり、それも車移動の醍醐味だと感じます。私の中で車の利便性が高くなるのは、やっぱり荷物が多くなるシーン。家具屋さん巡りや大型スーパーの買い出しのときは車移動が前提。実家に帰ったときには、母の運転でよく大型スーパーへ出かけます」

長く続けてきてよかったと実感するのは
前にご一緒した方と再び共演できたとき

10歳でデビューし、重ねてきたキャリアは13年。経験を重ねる中で、仕事への向き合い方に変化が生まれている。

「これまでは現場でも最年少だったり、それに近い環境が当たり前だったのですが、同世代や年下の方が増えてきて不思議な気持ちです。そして私も来年は25歳。さすがに“もう自分も大人だな”と気持ちが引き締まります。数カ月単位で多くの作品に携わっていると、1年が本当にあっという間。目まぐるしく動き続ける仕事ですが、以前ご一緒した方と別の作品で再会できるととてもうれしくて。この仕事の醍醐味だと思いますし、長く続けてきてよかったと実感する瞬間でもあります」

主演やヒロインを演じた作品も数多あり、10月には長尾謙杜さんとダブル主演を務める『恋に至る病』が公開。来年も主演映画が控えている。代表作、話題作への出演が続く中、原動力になっているものとは――?

「仕事で疲れて帰ってきても、ご飯を食べたり、お酒を飲む時間があればリセットできるタイプです。気分転換をして仕事に行って、現場も楽しむ。みんなの想いがひとつになって上手くいった瞬間や、やり遂げたときの達成感が次の現場へ向かう原動力になっています」

山田杏奈

2001年、埼玉県出身。2011年、「ちゃおガール2011☆オーディション」でグランプリに選ばれ、芸能活動を始める。2013年にドラマデビュー。2019年には、映画『小さな恋のうた』で、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した。また、今年の第48回日本アカデミー賞では、映画『正体』にて優秀助演女優賞、『ゴールデンカムイ』、『正体』の2作品で新人俳優賞を受賞。近年の主な出演作は、映画『山女』、『ゴールデンカムイ』、『正体』、日本テレビ『ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~』、NHK『リラの花咲くけものみち』など。待機作に、長尾謙杜とダブル主演を務める『恋に至る病』(2025年10月24日公開予定)、主演作『NEW GROUP』(2026年公開予定)がある。また、10月から放送開始のテレビ東京『シナントロープ』にも出演。

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