INTERVIEW 本庄邦之さん(会社経営)

ポルシェも、ディーラーはヤナセを選びたい

メルセデス・ベンツCクラスとEクラスを長年乗り継いできた本庄さんが、新たに選んだのがポルシェだった。車に求める安心や信頼性のためには、ポルシェもヤナセのディーラーを選びたい。そんな思いで、都内からポルシェセンター千葉(ヤナセプレストオート千葉支店)まで足を伸ばしている。次の愛車に選んだ911 GT3の納車を前に、専属トレーナーからドライビングレクチャーを受けられる特別な施設でお話をうかがった。

  • 2022年04月28日
  • 文:渡瀬基樹
  • 写真:尾形和美
INTERVIEW 本庄邦之さん

GT3の納車を前に一足早く性能を体感

都内で会社を経営している本庄邦之さんの愛車は、ポルシェ 911 ターボS。安定した走行性能に絶大の信頼を置いており、不満は全くなかったという。しかし、より挑戦的なモデルにも乗りたいという好奇心を抑えられず、ターボSを購入したポルシェセンター千葉で、新たにポルシェ 911 GT3を購入することを決断した。

ハイパフォーマンスモデルを手に入れることは魅力的である一方、自らのドライビングテクニックで御しきれるかという一抹の不安もあったという。そこに、事前にテストドライブを行う絶好の機会が訪れた。ポルシェセンター千葉からの招待を受け、GT3の納車を前日に控えた3月上旬のこの日、911 GT3をポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)で一足早く体験することとなった。

「ヤナセさんとのお付き合いは20年以上前からです。芝浦のお店に伺ったら、たまたま梁瀬次郎さん(ヤナセ名誉会長)をお見かけして。紳士らしい姿が格好いい!と思いましたね。初めて買わせていただいたのはメルセデス・ベンツのC36 AMG(W202型)。その後もCクラスのAMGを乗り継いで、現在はメルセデスAMG E 53 4MATIC+ステーションワゴンを使用しています」

本庄邦之さん
PEC東京
PEC東京は2021年10月にオープン。最新モデルを教材に、専属トレーナーが技術や理論をレクチャーしてくれる施設だ。
日常的な整備はPEC東京内のワークショップで行われるが、車検整備などはポルシェセンター千葉で施されている。
日常的な整備はPEC東京内のワークショップで行われるが、車検整備などはポルシェセンター千葉で施されている。
ポルシェセンター千葉・店長の山崎渉(中)、セールスコンサルタントの明賀則和(右)と談笑する本庄さん。
ポルシェセンター千葉・店長の山崎渉(中)、セールスコンサルタントの明賀則和(右)と談笑する本庄さん。
明賀則和/ヤナセプレストオート株式会社(ポルシェセンター千葉)・ポルシェ認定セールスコンサルタント
YANASEロゴ
明賀則和/ヤナセプレストオート株式会社(ポルシェセンター千葉)・ポルシェ認定セールスコンサルタント
入社時はフォルクスワーゲン新宿配属で、2009年にはディーラーパフォーマンスコンテストで入賞。2020年から現職、現在では5名のセールスコンサルタントのリーダーを務める。

あえて「ヤナセのポルシェディーラー」を選んだ

歴代のCクラスやEクラスは使い勝手が良好で、ファミリーカーとしては機能性も快適性も高く、とても気に入っているという。それでも、車好きとしては1人でドライブを楽しめる車も欲しい。こうしてポルシェに出逢った本庄さんが911 ターボSを手に入れたときから、ポルシェセンター千葉との関係が始まった。

「ポルシェのディーラーは都内にもたくさんありますが、長年お付き合いしていて安心感のあるヤナセさんでお世話になりたかったため、ポルシェセンター千葉で購入しました。スタッフの方が車を熟知していますし、メンテナンスは完璧。万が一、旅先で事故や故障にあっても、全国ネットワークという安心感があります」

「担当の明賀さんは清潔感があって親しみやすく、なにより知識が豊富です。尋ねたことにはすぐ答えてくれますし、私の車の状態を把握してもらうために近所を走ってもらったことがありますが、運転もとてもお上手でした。セールスの方とお話しすると、長くお付き合いするならやっぱりヤナセさんだなと、私は改めて実感するのです」

上手くなるための目標が見つかる
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京

PEC東京には多様な環境のコースが用意されており、インストラクターのレクチャー受けながら体験走行を行う。プログラムを終えた本庄さんは、満面の笑顔だった。GT3の性能が充分に体感できただけでなく、インストラクターのアドバイスもとても有益なものだったという。

「車の性能を引き出すコツを掴めた気がします。スピンしやすいコースでは、カウンターステアの当て方が身につきましたし、ステアリング操作の精度をこれからどう上げていくかという、明確な目標もできました。周回コースとスリップしやすいコースとでは、アクセルのオン・オフで、車の挙動やアンダー・オーバーステアの発生の仕方が全然違うことにも驚きました」

「最初は自分のテクニックがターボのパワーに負けているように感じて、滑りやすい雨の日はちょっと怖いかなと思っていましたが、これからは自信を持てそうです。納車前にGT3の特性を感じ取ることができたのは、本当に大きいですし、なによりドライビングがすごく楽しかった! もう明日の納車が待ち遠しくて、初デートの前の日のようなワクワク感です。今夜は寝られないかもしれません(笑)」

インストラクターと会話をする本庄邦之さん
インストラクターが見本を示した上で、ドライブ後に的確なアドバイスをもらえるため、どうすれば運転が上手くなるか明確に知ることができる。
ハンドリングトラック
2.1kmの周回コース「ハンドリングトラック」には、ドイツのサーキット、ニュルブルクリンクの「カルーセル」や、カリフォルニアのサーキット、ラグナ・セカの「コークスクリュー」を再現したコーナーも。
ダイナミックエリア
広々とした舗装路の「ダイナミックエリア」ではドライ路面を体感。スラローム走行などを体験することで、ハンドリングの特性などが実感できる。
ドリフトサークル
人工的なウエットコンディションの低摩擦コンクリート路面「ドリフトサークル」では、アンダー・オーバーステアが体感できる。
オフロードエリア
「オフロードエリア」は渓谷や倒壊した木材、40度の傾斜など過酷なオフロード環境を走行する。カイエンとマカンのSUV専用コースだ。
インストラクターと本庄邦之さん

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