「ツヤのあるブラックがカッコいいと思っていたけど、ベーシックなホワイトも王道でカッコいいなぁ」。撮影の途中、曽野さんがそう呟くと、「王道はやっぱりいいよね。もし自分で車を持つとしたらくすんだ青とか、緑とかにも挑戦してみたい」と山中さんが応える。

撮影中は終始、2人のあいだで車にまつわる会話が続いていた。2人が車好きになったきっかけが気になって幼いころの記憶を辿ってもらうと、曽野さんには家族で出かけたロングドライブの記憶が…。

「僕は三重県出身なのですが、毎年冬に楽しみにしていたイベントがあって、それは家族で車に乗ってディズニーランドに行くことです。6時間～8時間くらいかかるので、明るくなる前に自宅を出発して、父が運転する車で東京へ。ディズニーランドが近づいてくるときのワクワクがすごくて。自分が運転するようになって父のすごさを実感しているのですが、このイベントは毎年とても楽しみにしていたし、僕が車を好きになったきっかけなのかなと思います」

ちなみに2人が所属しているM!LKの仕事のときも、車内はとても楽しい空間だと山中さんが教えてくれた。

「仕事が終わりなのに疲れとかも忘れて、テンションがおかしくなってきて話が止まらなくなるときがあるんです。舜太がリミットを超えて大笑いしているところを、僕はこれまでに3回くらい見たことがあって、一回は車の中でした（笑）。それだけ車内ってプライベートな空間だし、対面ではなくみんなが前を向いて座っているあの感じがきっといいんだと思います」

そんな楽しい車で、2人にはこの冬出かけたい場所があるという。曽野さんからあがったのは、『あしかがフラワーパーク』。

「柔太朗の地元の栃木県にあって、この前『めちゃめちゃいいんだよ！』とオススメしてくれて。イルミネーションがキレイらしいので、冬に行ってみたいですね」

「そう、ここは関東三大イルミネーションにも認定されているくらいの場所で、すごくキレイなのでぜひ読者のみなさんにも足を運んでもらいたい！ 僕は冬といえばサッカーの季節だなと思うので、舜太もサッカーをやっていたし、車で少し遠出をしてキレイな芝生の上でプレーしたいです」

車にまつわる楽しい想像が止まらなくなりそうなところで、2人に「この時代に車を持つ意味って？」と尋ねると曽野さんは、「電車もバスもタクシーもあると、利便性という意味では必要不可欠とは言い難いですよね」と前置きをしたうえで、

「だけどロマンがありますよね。特にメルセデス・ベンツというブランドにはロマンが詰まってると思います。自分のコレクションとして持ったり、好きなものを手元に置いておくということにはやっぱり憧れるんですよね」

もう数日が過ぎれば2025年がやってくる。次の1年はどんな年にしたいと思っているのだろう。2人のなかで1歳年長の山中さんが、代表して答えてくれた。

「2024年は個人としても、グループとしてもすごく幅が広がった1年でした。大切な作品にも出会えたし、アリーナツアーもできた。変化が大きい年だったので、2025年は今年レベルアップした部分をしっかりと固めて、より強固な基盤を作る1年にしたいよね？」

「本当に今年はいろいろなことができたし、去年掲げた目標をほとんど達成できたよね。冠番組もそう、アリーナツアーもそう、CMソングも。だから言霊って大事だなと思うんだけど…」と曽野さんが迷っていると、最後は山中さんが言葉を引き取った。

「東京ドーム公演を決める年にしたい！ ドーム公演を告知できるように。それにはまだまだ僕たちは足りないと思っているので、もっともっとみんなが成長する年にしたいなと思っています」

2001年生まれ、栃木県出身。ドラマ『高嶺の花』で俳優デビュー。その後もドラマ『飴色パラドックス』（W主演）、『ブラザー・トラップ』、『初めましてこんにちは、離婚してください』、『最期の授業-生き残った者だけが卒業-』、映画『静かなるドン2』、映画『あたしの！』などの数多くの話題作に立て続けに出演している。5人組ダンスボーカルユニット『M!LK』 としても活動中。

2002年生まれ、三重県出身。俳優としてドラマ『スメルズライクグリーンスピリット』、『コスメティック・プレイラバー』、『佐原先生と土岐くん』など数々の作品に出演。 2022年には日本テレビZIP! 『ベラベラENGLISH 星星the Teacher 』レギュラーに抜擢され、朝の顔としても注目を集めている。5人組ダンスボーカルユニット「M!LK」としても活動中。